朝のんびりと目を覚まし、漬け物とみそ汁、鰯の丸干しとご飯で朝食。
日南の田舎はつい最近五右衛門風呂をやめたくらいの田舎で、いまだにトイレもくみ取り式だったりする。
建物も古くて汚いといえばそうなんだけど、なんだか落ち着く。
飯を食って、外出。
まずは、隣町の「飫肥」に。
ここの「飫肥天」という食い物がうまい。何のことはない、シイラやトビウオなど、雑魚をすりつぶして味噌と砂糖を混ぜ、油で揚げたものなんだけどね。
飫肥の城下町は古くからの町並みがそのまま残っており、意外に面白い。
(まぁ、九州の小京都、なんて名乗っているのは片腹痛いが。)
飫肥に行った後、神社めぐりの最後の場所、日南の鵜戸神宮へ。
ここはよく野球のキャンプで訪れた球団がお参りに来たりするので比較的有名だけど、なんと言っても海の断崖沿いにあるのが特徴。
この神社は宮崎に帰省するといつも来るところ。
お参りをして、その後「運玉」を投げる。5個100円、小さな粘土を固めた「運」と掘られている石を、亀に似た海に浮かぶ岩めがけて投げるというもの。
その岩のてっぺんにちょっとしたくぼみがあり、そこに運玉を入れることができると願い事が叶うという。
ポイントは、男は左手で投げること。右利きだとなかなか入らない。
この前来たときは入ったけど、今回は入らなかったなぁ。
昼飯を近くで食べる。
この季節は伊勢エビの季節なので、どこも伊勢エビ定食を出している。
折角なので、漁港の目の前の店で伊勢エビ定食をいただく。1人前3000円なり。
ううむ、とれたてで美味。
あんまし宮崎で伊勢エビ獲れること知られてないんだよなぁ。
都井岬まで行ってみようかなぁ、とクルマを走らせるが、前の台風の影響で道が寸断されており、まだ復旧していないらしい。
鹿児島回りでなければ行けないらしいので、素直にあきらめて帰る。
午後はのんびりのんびり。
夜、爺さんと飲みながら、爺さんが趣味だった釣りに、もう4年近く行っていないことを聞く。一回、昼間っから焼酎飲んで炎天下で釣りして倒れたことがあって、それ以降婆さんが釣りに行かせてくれないらしい。
なんだかしんみりしながら、もう一度釣りに連れて行ってあげたいなぁ、と思う。
10月はシーズン悪いからイマイチだけど、近いうちにもう一回来て釣りに誘ってあげよう。
あんなに酒豪だった爺さんも、ビール1本で打ち止め。
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